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当社は、ベイシア、ワークマン、カインズなど複数のブランドを束ねるベイシアグループ全体のDXを加速させるデジタルソリューションカンパニーです。
ベイシアグループの前身である「いせや」の創業から60年余。現在の「一兆円企業」に到達するまで、まるで幹から枝が次々と伸びてくるように分社化し、共通のDNAが各グループ企業に脈々と受け継がれてきました。ベイシアグループの経営は「ハリネズミ経営」と形容されるように、各社は同じ理念を持ちつつも、それぞれがハリネズミの針のように強みを尖らせ磨いています。
分社化が進められてきたグループ全体の共通ソリューションを提供してきたのが、1993年に開設したベイシア流通技術研究所でした。その後、「縁の下の力持ち」としてベイシアグループのDXを推進し、各グループの課題を解決すべく2022年7月にベイシアグループソリューションズが誕生しました。
今後企業としてのスケールアップを目指し、当社が重点的に考えているのが以下の9つの領域です。
現在の基幹システムの運用だけでなく、新しい取り組みもどんどん進めていきたいと思っていますが、どの領域でも欠かせないのは人材です。当社は「人材は宝である」と考えており、人的資本経営の元に人事制度改革を進めて人材を育成し、さらに一緒にプロジェクトに参画してくれるエンジニアを積極的に採用しています。
DX人材を推進するためには現場の業務とITの両方が必要であり、その両方が密につながらなければなりません。そのため当社は2022年から「ベイシアグループデジタルアカデミー」に着手しました。これはグループ共同でオンラインのデジタル研修を行うもので、将来的にはグループ全体のデジタル人材を1000人にする目標を掲げています。
また、当社では、エンジニアが居心地の良さを感じながら働ける環境、文化を醸成したいと考えています。例えばドレスコードがカジュアルに変わるだけでもオフィスの雰囲気は大きく変化します。朝、出勤時の服装をきっかけに、全員がスーツや白いワイシャツを着ているときには生まれなかったような会話が交わされています。
さらに、当社では「パーソナル休暇」を実施しており、これまで周りに遠慮して休みにくく感じていたエンジニアたちが抵抗なく休めるような環境を作っています。それだけでなく、休暇をきっかけとしてお互いがオープンな会話ができる雰囲気が生まれ、それがベイシアグループソリューションズの社風を作り出しています。紙の上の「墨汁」が徐々ににじんで広がっていくように、当社の多様な「個」がどんどん広がり、点が線となり、ネットワークが結びついていく。お互いを高め合い、互いに学び合い、成長していくことができるのです。
今後も当社は、「ハリネズミ」がどんどん大きくなるように、各社がさらに針を磨けるよう支えたいと思っています。その上で大切なことは「攻めと守り」のバランスです。
例えば「垂直飛びで10m飛んでください」と言われたとき、誰もが「絶対に無理」と思うでしょう。それは、何の道具も使わず自分の身体だけを使って飛ぶことを前提にしているからです。
しかし、トランポリンなどの道具を使えば可能かもしれません。同じように、ビジネスが直面する課題に対してソリューションを提供する際にも、思い込みやこれまでの常識にとらわれないことが大切です。今では、クラウドやChatGPTのような生成AIなど様々なツールがあるからです。それに気づけるかでどれだけの成果を出せるかが決まってきます。
ただ攻めの姿勢だけを求めすぎて足元の守りを固めていないと、ボクサーのようにパンチをくらってノックダウンしてしまいかねません。つまり、AIなどのデータ活用やサプライチェーン構築において攻めの姿勢でのぞむことは大切ですが、「守り」つまりセキュリティをおろそかにすることはできません。
また、「当社としてやりたいことをただやる」というのではなく、あくまでも自分たちの立ち位置、「ハリネズミの一部」であることを常に意識していきたいと考えています。ITプロジェクトにはコストがかかりますが、その背景には、店舗で最前線に立っておられる方々による売り上げがあってこそだということを忘れてはなりません。グループ全体の経営と常に一体となり、生産性を上げていくことが大切だと考えています。
当社は、様々な業態がある小売業のIT部門の中でも、世界的なリーディングカンパニーになることを目指しています。グローバルな視点でみると、ウォルマートやホーム・デポなどお手本となる企業がたくさんあります。私自身も好奇心を持ち続け、世界の最先端企業の戦略・戦術から学び、お手本にしながら、いずれはそれを超える企業を目指してまいります。
代表取締役社長 樋口 正也
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